こちらはトラッピングという技術をアレンジしたものです。
トラッピングはブルース・リーが修行した詠春拳や、のちにリー自身が創始したジークンドーの技として有名。
カパプはこのトラッピングを取り入れています。
カパプ防衛館岩土代表は、1989~1990年に中村頼永先生(現ジークンドーシニアインストラクター)から習いました。
トラッピングは相手の攻撃をよけると同時に攻撃を加える技です。
防御と攻撃を弾くように素早く打ちこむのが特徴。
力むとスピードが落ちて威力も減ります。
ブルース・リーの言葉を借りれば、「鎖の先に付いた鉄球のように」攻撃します。
トラッピングは、ルールのある試合では使いにくいと言われますが、少なくとも護身術としては有効です。
相手の攻撃を捌きながら一撃を加え動きを止めたあとは、投げ技や関節技あるいは逃げることも可能です。