素早い突きを身に付けるの訓練。

敵の手や腕を叩いたり、掴んだり、抑えたりしするトラッピング技法を使い、敵の腕を不動にして打撃を加えます。

トラッピングは中国武術詠春拳やジークンドーの技術として有名。

その実戦性、有効性から世界の軍隊や特殊部隊が採用しています。

『イスラエル特殊部隊格闘技KAPAP』でもトラッピングは重要な技術の一つです。

また護身術カパプ防衛館岩土代表が、2012年にイスラエルで参加したKAPAP訓練の教官の一人は詠春拳のマスターでした。

この動画は敵の腕を叩くパクサオを使ったトラッピングの練習模様です。

相手の手と自分の手を合わせた状態から始めています。

映画『燃えよドラゴン』のブルース・リー対ボブ・ウォール(オハラ役)のシーンと同じ構えです。

代表は素早く腕を叩いて裏拳を入れています。

また、一発目をブロックされた瞬間にそのブロックした腕を叩き固定して、二発目を入れるパクサオ・パクサオという技も見せています。

力まず無駄な力を抜くことがスピードと威力を増すコツ。

ちなみに岩土代表がトラッピングトレーニングを始めたのは30年以上前です。

最初は1980年代後半に中村頼永先生(現ジークンドーシニアインストラクター)に習いました。

そして2007年にKAPAPトレーニングを開始してから、イスラエルのカパプマスターからも習っています。

動画の最後はトラッピングの実戦用法。

突く飛ばしてくる暴漢の手を叩くトラッピングや、トラッピングからの投げ技を紹介しています。

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