ネックブローは、岩土館長がイスラエルでのKAPAP訓練の中で学んだ一撃必殺の護身術です。

しかし、カパプ防衛館において重要なのは「強力な技である」という点だけではありません。

むしろ重要なのは、なぜそのような技術が必要なのかという背景にあります。

護身術はスポーツではない

スポーツ格闘技と護身術には共通する部分もありますが、目的は必ずしも同じではありません。

スポーツ格闘技ではルールの中で勝敗を競います。

一方で護身術は、自分や大切な人の安全を確保し、生還することを目的とします。

そのため現実の危険な状況では、短時間で危険を停止させなければならない場合が殆どです。

ネックブローはそのような状況に最適な護身技術の一つです。

力任せではなく急所を狙う合理性

カパプ防衛館の特徴の一つは、力任せの発想を避けることです。

体格や筋力に頼るだけでは、より大きく強い相手に対抗することは難しくなります。

そのため、人体の構造や急所、重心、反応などを研究し、より合理的な方法を追求します。

ネックブローについても同様で、首の急所・頸動脈に衝撃を浸透させてテイクダウンし敵を無力化します。

単純な力比べではなく、人間の身体構造を理解したうえで危険を制御するという考え方が根底にあります。

力の加減という考え方

カパプ防衛館では、「状況に応じた対応」を重視しています。

トラブルには様々な状況があります。

言葉で収まる場面もあります。

距離を取れば解決する場面もあります。

その場を離れることが最善の場面もあります。

そのため、護身術は常に状況に応じた判断と対応が求められます。

その技術をいつ使うべきか、使うべきでないかを理解することも大切です。

カパプのネックブローは、残忍凶暴な粗暴犯にこそ使うべき必殺技と言えるでしょう。